【物を売るバカ】という本を読みました。
先日、参加した【築地朝食会】で著者の川上さんとお話をして興味を持ちました。
【物を売るバカ】とありますが、決して、物を売っている商売人をバカにしているわけではありません。
<この時代、物といった商材を売るのはバカだ。情報や形のないものを売らなきゃだめだ!>
みたいなことでは決しないです。
このバカは【愚直】というか【突き進んでいる人】という風な感じです。
そして、この本で一貫して書かれているのは、【物語で売る】ということです。
ただ、物を売るのではなく、そこにある【物語】を伝えて売るのです。
それが、商品のコダワリであったり、開発の背景であったり、また、目指すものであったりと色々ありますがそれらをちゃっと消費者に伝えるようにするというものです。
これらの具体的な事例もたくさん載っているので読むとイメージがしやすいです。
(「そんな売りが無いよー」という声にもちゃんと答えてくれています)
(もちろんフィクションはダメよ。ともあります)
ぼくも、小売りの端くれなのでよく、メーカーさんにこだわりや愛情を聞いたり語ってもらったりします。
そのやり方が間違ってないし、また、体系的に書いてくれているのでこれからの参考にもなるなと思いました。
(商品力が弱いと思うものも付加価値で強くなるかもしれないとかとか)
また、商売だけではなく、何か自分がイベントなどをやろうと思ったときなんかもこのことを意識したりするのは大事なんじゃないかということも考えさせられました。
物を売るバカ 売れない時代の新しい商品の売り方 (ワンテーマ21) | ||||
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